実践力を身につけ、就職に強く
柴田学園大学は、1969(昭和44)年に家政系4年制の女子大学として、仙台以北では他に先駆けて設置された伝統ある大学です。入学後早い時期から継続的に「就職希望調査」や「就職ガイダンス」を行い、日々の勉強や人間関係など様々な悩みに対して、学生一人ひとりをサポートする助言教員制(クラス担任・卒業研究指導教員)をとっています。
自分の目標を定めやすい環境の中で生活できることが本学の特徴です。卒業生は全国各地で、教員や栄養士の他、一般企業等の幹部として活躍する人も多く、期待度の高い大学として注目されています。
生活創生学部健康栄養学科
地域に貢献できる「健康づくりの専門家」
2015(平成27)年4月に本学は栄養士養成課程の家政学科から管理栄養士養成課程の健康栄養学科に改編されました。カリキュラムは食物の栄養学から人体の栄養学に変わりました。
一期生と二期生が管理栄養士の国家試験に全員合格しました。新学科開設以来2年連続の100%合格は、東北・北海道の管理栄養士養成大学では初めての快挙です。全国の平均合格率は60数%ですから、学生の底知れぬ努力と保護者の手厚い支援プラス担当教職員の的確な指導による結果です。なんと、2021(令和3)年に卒業した三期生も全員合格し、日本初の快挙を成し遂げました。
健康栄養で目指す職業
管理栄養士
管理栄養士は異なるライフステージのそれぞれの年代や特徴に合わせた身体状況や栄養状態の管理を行い、健康を食と栄養からサポートする専門職です。国家資格となり、本校の専門課程を修得して卒業することで受験資格を得ることができます。
栄養教諭
主に小・中学校や給食センターに所属し、給食の献立作りや食材・栄養管理に加え、児童生徒への健全な食習慣を伝える仕事です。地域の小学校での観察実習などを通じ、栄養と教育の両分野について深い専門知識を備えた「指導力のある栄養教諭」の養成を行います。
中学校・高等学校教諭(家庭)
食と健康の専門的な食指導および家庭科の授業を行なうため、「衣・食・住」「家庭経営・環境」など、生活に関わる知識と技能を実践的に学びます。また、生徒一人ひとりに適切な指導・助言ができる幅広い視野や高い人間性をもった家庭科教諭を養成します。
生活創生学部こども発達学科
時代や社会に求められる「子どもの専門家」
「小1プロブレム」の多面的な理解を踏まえ、保幼小の接続や様々な機関と連携した児童虐待への対応など、今日の子どもを巡る課題に適切に対応するためには、教育や福祉といった分野を横断する知識や視点、そして高い専門性が求められます。
青森県内で唯一、教員免許状と保育士資格が取得できる4年制大学として、確かな指導力と実践的な対応力を備えた「子どもの専門家」を輩出しています。
こども発達学科で目指す職業
小学校教諭
小学校教諭には子どもの能力や自己肯定感を向上させるための知識や技能が必要とされます。これらの知識・技能を大学で学ぶとともに、4年次の学外実習では年間を通して小学校の教育活動に参加し、実践力を身につけます。
幼稚園教諭
幼稚園は遊びを通して子どもが主体的に学びを深める場です。そのために重要なのは、子どもの内面や発達の理解と環境構成等を行う力です。知識だけではなく技能の面からも実践的に学び、子どもの動きを予想して臨機応変に対応できる保育力を養います。
保育士
幼児教育の質と発達の関係が指摘されるようになり、社会では「4年制大学を卒業した専門性の高い保育士」が求められています。本学では4年間の教育課程を通じて、幼児教育・保育の理論的知識と実践的な技術を備えた実践力の高い保育士の養成を行っています。
生活創生学部フードマネジメント学科
食に関する地域の特性を活かした「食」のスペシャリスト
青森県の豊かな資源をベースに「食」に関して多角的な視点から学び、食品の生産・加工・開発・流通に関する専門的知識を身につけることで、6次産業を担うスペシャリストを育成し、地域の活性化を図ります。
食のSDGsの実現に向けて、バイオテクノロジーや食の科学を基礎に、食の開発から食の安全性・機能性、さらには食の教育や食の流通・サービスまで、総合的な知識と技術の修得を目標としています。食に関わる社会問題に興味を持ち、地域の活性化を図るとともに、それら諸問題の解決に積極的・意欲的に取り組んでいきます。
フードマネジメントで目指す職業
「食」の開発・演出・運営に関わる様々な進路を目指すことが出来ます。
- 食品ロジスティックス
- 食品・飲料メーカー(商品企画・開発担当等)
- レストラン・フードサービス
- 起業家
- 公務員(行政・地域振興等)
- 協同組合(農協・生協等)
- 調理・ケータリング(ホテル・外食等)
柴田学園大学の特徴
健康栄養学科の特徴
3つのポイント
小規模校ならではの協力体制
柴田学園大学は小規模校ならではの協力体制があり、学生一人に対する教員割合が高く、各部署の連携も取りやすくなっています。学生一人ひとりの個性や特性に応じての指導や、個々の能力や適性を伸ばしていきやすい環境になっています。
地域に貢献できる人材育成
次世代を担う子どもたちから低栄養のお年寄りの世代まで、一生涯を通じた食育支援が必要です。本学では、東北地域の抱える健康問題を踏まえ、豊かな自然と恵まれた食環境を活かした食育活動を展開していき、健康長寿への導き手となる人材を育成します。
幅広い知識と実践力を養うカリキュラム
管理栄養士には、個別の状況に対応できるだけの幅広い専門知識と現状に即した実行力が求められています。本学では学生の目的意識と学習意欲を促すようなカリキュラムを編成し、食と健康のスペシャリストとしての、有能な管理栄養士の育成に努めています。健康栄養の専門であり、実習に重きを置くからこそ、資格取得・就職率も高いのです。
資格・免許
健康栄養学科 2019年管理栄養士国家試験
東北・北海道で唯一合格率100%
(東北地区の管理栄養士養成校9校で唯一)
就職率100%に加え、資格・免許を活かした就職も、93.4%となっています。多くの学生が、大学で学んだことを役立てて、社会で活躍しています。健康・栄養という分野は、これからの時代にも活躍の場が期待されています。
取得できる免許・資格
- 管理栄養士国家試験 受験資格
- 栄養士免許
- 栄養教諭一種免許
- 中学校教諭一種免許(家庭)
- 高等学校教諭一種免許(家庭)
- 食品衛生監視員(任用資格)
- 食品衛生管理者(任用資格)
就職・進路
取得する免許・資格を活かした就職
委託給食会社
- 青森県
- 宮城県
- 東京都
- 神奈川県
福祉施設
- 青森県
- 岩手県
- 宮城県
- 北海道
- 東京都
- 神奈川県
一般企業
- ツルハドラッグ
- エステティックサロン
認定こども園
- 青森県
高等学校
- 北海道
- 岩手県
中学校
- 川崎市
免許・資格を必要としない就職
その他
- 一般空曹候補生(自衛官)
2021年4月1日 現在
こども発達学科の特徴
3つのポイント
青森県唯一!3つの免許・資格の同時取得
こども発達学科では履修する課程に応じて、保育士・幼稚園教諭・小学校教諭という最大3つの免許や資格が卒業時に取得できます。 そのため、「小1プロブレム」や保幼小の円滑な接続といった、昨今の幼少期の教育課題に対応できる高い専門性を備えた保育者・教諭としての資質・能力をしっかりと高めていくことができます。
実技や演習を重視した授業
幼児教育者を目指す多くの人が、自身のピアノ技能を心配しています。本学のピアノの授業は、個人レッスン形式で行っており、初めてピアノに触れる人でも2年間で必ず現場で指導できるレベルに到達できます。 本学には個室のピアノ練習室が12室、その他も含め常時20台程度を自由に利用できます。空き時間を活用して効率良く技能修得が図れます。
幅広い職種に対応できる学び
子どもの成長に関わる人には、深い人間理解、あたたかく包み込むような優しさ、子どもの言葉や思いに傾聴する姿勢、そして多様な人々と連携するためのコミュニケーション能力が求められます。これらのスキルや能力は、保育や教育に限らず、あらゆる職種で求められるものです。4年間の深い学びを活かして、こども発達学科の卒業生は教員以外の幅広い職種でも活躍しています。
資格・免許
青森県小学校教員採用試験(令和元年度)
合格率100%
こども発達学科の2019年(令和元年度)の進学・就職率は、97.6%です。こども発達学科の卒業生も、資格を活かし、小学校の教員や、幼稚園教諭・保育士など、子供と接する仕事に就いています。
取得できる免許・資格
- 小学校教諭一種免許
- 幼稚園教諭一種免許
- 保育士資格
就職・進路
2021年4月1日 現在
取得する免許・資格を活かした就職
教育機関
- 認定こども園
- 幼稚園
- 保育士
- 児童福祉施設
- 特別支援学校
- 小学校
免許・資格を必要としない就職
※先輩たちは、専門だけでなく、総合的な学びから多様な業界へ就職しています。
フードマネジメント学科の特徴
柴田学園大学の魅力
安定した就職率!
進路決定率・有効求人倍率
少人数教育で高い就職率!
少人数制大学では、学生同士や教職員との結びつきが自然に強まります。それは学習活動に効果的に影響を与え、互いに教え・助け合う姿があちらこちらで見られるようになります。
「就職決定率第1位」という栄冠に何度も輝いたのは、こういった少人数のメリットが最大限に活かされた結果だと言えます。
豊富な大学推薦特別枠の存在
小・中学校教諭を目指す学生必見!教員採用一次試験が免除
小・中・高等学校の教職関係では、青森県を含む東北各県に比べ求人が活発なこともあり、関東圏の教壇に立つ人が増えています。
「子どもがいるところであれば何処へでも」。子どもと関わりたいという想いに場所は関係ありません。そうした卒業生の活躍が高く評価され、教員採用試験の際に一次試験などが免除になる「大学推薦特別枠」の増員に結びついています。
VOICE先輩たちの声
管理栄養士 特別養護 老人ホーム
相馬 未佳さん
平成27年3月 東北女子大学 家政学部 家政学科卒業
私は、現在特別養護老人ホーム三和園で管理栄養士として働いています。仕事内容は、主に他職種協働で栄養ケアマネジメントを行い、プランを作成、それに基づいて入居者一人ひとりに合わせた食事提供を行っています。
病院とは違って数値として栄養状態の改善を感じる機会は少ないですが、どうしたらおいしく最期まで食事を摂れるか、どうしたら食べてくれるか、日々の体調や身体の変化を観察しながら仕事をしています。
なかなか食がすすまなかった方が食べられるようになった時、食を通して入居者の笑顔を感じられた時、この仕事のやりがいを感じます。管理栄養士は、教育・医療・福祉の現場など、様々な分野で活躍できる職種です。
是非、充実した4年間を過ごし、自分のすすむ道、夢を見つけてください。この柴田学園大学でなら、自分の夢を叶えられるはずです。
小学校教諭
佐藤 成夏さん
平成29年3月 東北女子大学 家政学部 児童学科卒業
小学校時代からの夢が叶って、初めて千葉県で教壇に立ったあの日からもう3年が経ちました。初めは緊張や不安・嬉しさなど、複雑な気持ちでクラスに関わっていましたが、この3年で、少しは成長でできたかなと思っています。
失敗することもありましたが、その都度、周りの先生方が優しくサポートしてくださったので、ここまで頑張ることができました。とても感謝しています。
弘前にいても千葉県に来てからも、場所に関係なく子どもたちはとても素直で可愛いです。クラスの楽しい子どもたちに囲まれて毎日がとても充実し、この職業を選んで良かったと実感しています。
子どもが好きな方、どうぞ柴田学園大学で夢を叶えてください!
POINTS柴田学園のここがすごい!
進学・就職率90%以上
資格を活かした就職なので、景気の動向に左右されずに就職率の全国平均を常に上回っています。
一貫した教育理念10年、20年先の未来を描く
柴田学園高等学校で学んだ後、「さらに学びを深めたい」、「専門分野を究めたい」という気持ちに応えるため、将来は高大一貫教育を目指しています。高校生にも大学の講義を受講する機会を設けたり、高校生と大学生がサークルを通じて交流を図ったり、「高大連携」の取り組みを進めていく予定です。
なりたい職業に直結実践的カリキュラム
実技や演習を重視した実践的カリキュラムを取り入れ、免許や資格なども卒業時に取得できるなど、なりたい職業に直結する授業を受けることができます。
充実した寮設備遠方からの入学でも安心!
アパートと比較しても費用を抑えられ、大学・短期大学・高校が近い分、時間を有効活用できます。毎日の食事は管理栄養士さんと調理員さんが美味しくバランスの良い食事を作ってくれるので安心。違う学科の人と学校・寮で交流できるのもメリットです。
奨学金制度学校独自の制度で修学支援
日本学生支援機構奨学金や各市町村等奨学金、青森県育英奨学会のほか、大学・短期大学部・高校に独自の「柴田学園奨学金」の支援を受けることができます。詳しくは各校学生課へ相談ください。